About
設計者の意図と、
生まれた形が、
一致しているか。
その問いだけを手がかりに、街を歩く。 答えが出なくても、問いを持ち続けることで見えてくるものがある。
なぜ、このJournalを書くのか
父は建築家だった。子供のころから、設計事務所の空気の中で育った。 図面が街になるという事実を、当たり前のこととして知っていた。
大学を出て、プランテック総合計画事務所へ。 ソニーシティ品川、大阪難波高島屋—— 大規模なプロジェクトに関わりながら、ひとつの問いが育っていった。なぜこの形なのか、と。
良い建築は必ず、その形に理由がある。 コンセプトと形が一致している。 反対に、見た目が洗練されていても、根拠のない形は信用できない。 そう気づいたとき、建築の見方が変わった。
2010年に独立し、設計の仕事を始めてからも、旅を欠かさない。 街を歩くことで、自分が設計で何を目指しているかが、 かえって鮮明になる瞬間がある。
このJournalは、その旅の記録だ。 完成した論考ではなく、問いの途中の断片。 感じたことを、感じたままに書き留める。
河添甚 について

河添甚
Jin Kawazoe
建築家・一級建築士 / KAWAZOE ARCHITECTS 代表
1977年、香川県生まれ。 大阪工業大学工学部建築学科卒業(卒業設計展入賞)。 大学時代からCADのプロフェッショナルとして働き、 デジタルと手仕事の両立を早くから実践していた。
2003年、プランテック総合計画事務所に入所。 ソニーシティ品川・大阪難波高島屋・キッコーマン御用蔵など、 大規模プロジェクトを通じて都市スケールの設計を学ぶ。 師・大江匡から受けた「計画の実現性と建築の論理を同時に考える」 という姿勢は、今も設計の根幹にある。
2010年、KAWAZOE ARCHITECTS 設立。 住宅・店舗を中心に、コンセプトと形が一致した建築を追求する。 東京テクニカルカレッジ非常勤講師。東京(品川)・香川の二拠点。
SANAAの「論理と軽やかさの共存」を理想とし、 建築を「全体構成 → 設計者の意図 → 細部」の順で読む。 旅と建築視察を欠かさないのは、設計の現場だけでは見えないものを 他の都市の建築から学ぶためだ。
関心を持ち続けているテーマ
Design Practice
街を歩いて問い続けた目が、
そのままあなたの敷地に向く。
設計は、土地を読むことから始まる。 敷地の記憶、周囲との関係、そこで生きる人の思想—— それらがひとつの形に収束するとき、建築は都市に新しい文脈を生む。
設計のご相談住宅設計
土地の記憶と、そこで暮らす人の思想から。一棟ずつ、形の根拠を問いながら設計する。
店舗設計
ブランドのコンセプトを空間の論理に翻訳する。見た目より先に、なぜその形かを考える。
建築相談
形を決める前の対話を大切にしている。敷地・計画段階から、早期に関わることを勧める。